こんにちは!げいのう太郎です!
物事には限度というものがあり、やりすぎというのはいつの時代も嫌われるものです。
今回は北海道函館市にてマグロ漁業者がやらかしてしまいました。
いったい何があったのか。事の顛末や現行の制度、今後の日本の漁業について調査してみました!
マグロの取りすぎで1.5億円の支払い!?
北海道函館市の南かやべ漁協が、国際合意で漁獲量が規制されている
太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)を定置網で大量に漁獲した問題で、「迷惑料」として約1億5千万円を拠出する方針を決めたことが28日、
分かった。支払先や使途は、日本定置漁業協会(東京)と今後協議する。出典 mainichi.jp
簡単に言いますと、指定分以上にマグロを獲りすぎちゃいましたという話です。
自然・環境保護の観点からもマグロに限らずあらゆる生物に関しては厳しい制限が貸されていますので、それを平然と無視して獲ってしまうなんて、当然罰せられますよね。
函館といえば津軽海峡に面しており、本州に渡れば国内有数の産地である大間もすぐです。
つまり、マグロを漁獲する上では非常に適している地なんですね。
出典 http://blog.gamekana.com
現行の制度はどうなっている?
今回問題となったポイントは
「定置網で大量に獲った」
という点です。
出典 http://www.sankei.com
実は、この定定置網漁は北海道をはじめとする20の道府県で共同管理しており、漁獲量を制限しているのです。
昨年の7月から今年の6月がひとつの期間として見られているのですが、今期は全国で約580トンと指定してました。
その中で北海道がとった量はなんと452トン!!
全体でも602トンと超過しており、ルールを完全に無視した行為のせいで今年の漁獲が不可となってしまいました。
ちなみに、今年の1月時点で年間漁獲量の上限の90%を獲ってしまい、自粛要請が水産庁からきていました。
これは不公平な話ですよね。
函館の漁業が取りすぎた分を他の地域も含めて我慢するというのは納得のいく話ではないと思います。
「お前のものは俺のもの。俺のものも俺のもの」
という名言を残したジャイアンみたいなもんですからね。
世界のマグロ漁はどうなっている!?
マグロ漁獲量で世界最大はインドネシアになっており、ついで日本、台湾と続きます。
また全体の漁獲量はここ30年で2.5倍も増えています。
世界人口の増加や漁業技術の発展に伴って獲りやすくなってきたんですね。
最近では養殖技術を発展させ世界的なマグロ減に歯止めをかけようとしていますが、
今回のようなことがおきると元も子もないですね。
まとめ
いかがでしたでしょう。
普段何気なく食べているマグロにも色々な問題を抱えているんだと思えばそれはそれでいとおしくなってくるんじゃないでしょか。
- 函館のマグロ業者が獲りすぎて迷惑量を支払う
- 他道府県の業者はとばっちりをくらい漁獲制限
- 世界的にもマグロ漁は毎年増えている
それではごきげんよう